追憶の箱


指物、麻布、漆、顔料、LG粉、和紙
刻を重ねるほどに薄れゆく記憶。
当たり前に心にあると思っていたものが
いつの間にか失われていたと
気付いた頃には、もう遅い。
まだ鮮明さが残るうちに
私は何度も思い出の欠片をなぞった。

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